自然言語処理や人工知能技術を学んできたデータ アナリティクス エンジニアが、SIer を選んだワケを聞いてみた【クラウドエース】
記事をご覧いただきありがとうございます！
クラウドエース 公式 note 編集部の向山です。
今回は、クラウドエース株式会社（以下、クラウドエース）のデータソリューション部でデータ アナリティクス エンジニアとして活躍する池上さんに、仕事やキャリアについて伺いました。
PROFILE
クラウドエース株式会社 技術本部データソリューション部
池上 有希乃
東京電機大学大学院卒。自然言語処理や人工知能技術を学んだのち、アドテク系企業に入社。Web のアクセスログを用いたデータ分析業務に携わる。その後、主にスマートフォン用の日本語入力アプリを開発する企業に転職し、ディープ ラーニングを使った予測入力機能の開発に携わり、2021 年にクラウドエースへ入社。データ アナリティクス エンジニアとして幅広く活躍する。
これまでのキャリアについて
ｰ学生時代から自然言語処理や人工知能技術に興味があったのですね。
はい、そうですね。学生のころから自然言語処理や人工知能技術の研究をしていて、これまでも言語モデルや AI に関連したプロジェクトなど、自分のスキルが活かせる仕事に就いていました。クラウドエースに入るまでは自社プロダクトの会社で働いていたのですが、既存の定番技術を扱うことが多く、「もっと最新の技術にふれてみたい！」という思いから先端技術に強い SIer にしぼって転職活動をしていたんです。
クラウドエースを知ったきっかけ
ｰクラウドエースは何で知りましたか？
転職活動中にクラウドエースからスカウトをもらったのがきっかけですね。これからはクラウドだろうと思っていたので、Google Cloud に特化していたクラウドエースに興味をもちました。これまでの仕事ではほかのクラウドサービスを使っていたので、新しい学びがあると思えたんです。
ｰほかの会社さんからもスカウトをもらっていましたか？
そうですね、いろんな SIer さんからスカウトをもらい、いくつか面接も受けました。でも、なんかちょっと“お堅い”印象のところが多くて…。私は仕事でも多少の“遊び”があったほうがいいと思うんです。そういった意味で、クラウドエースの面接はいい感じに肩の力が抜けてて好印象でした。
ｰそうだったんですね（笑）。
はい。ザ・会社員みたいな人が多い会社は、私には合わないと思ってたのでちょうどよかったです（笑）。いい仕事をするのに、あまり肩肘張らなくてもいいと思うんですよね。
業務内容
ｰ実際に入社してみてどうでしたか？
特にイメージと違ったことはありません。強いて言えば、マネジメントの方が若い人が多くて、いい意味で驚きました。20〜30 代のマネージャーが多いので、自然に「自分も目指してみたいな」と思えています。マネージャーの全員が現場を経験している、もしくはプレイング マネージャーなので、ちゃんと話が通じるのもありがたいですね（笑）。それに、女性エンジニアも多く働きやすい点も良かったですね。
ｰ人間関係という意味ではどうでしょうか？
これといった不満はありません。「正直を仕事にする」というミッションの通り、心理的安全性が保たれるよう全員が配慮していますし、万一ハラスメントなどが起きたとしても窓口などもしっかり用意されているので不安もありません。同僚というか、仲間みたいな距離感で仕事ができていると思います。これ、とっても素敵なことですよね。
-開発チームでバーベキューに行ったと聞きました。
はい、プロジェクトのメンバー全員で行きました。肉焼き係の人はこの日のために全身で3980 円みたいな激安ルックで登場して（笑）。SRE のメンバーがバーベキューの火をつけるために、真っ先に説明書を読んでいて「やっぱり SRE はまず手順書に手をつけるんだな」と思ったり（笑）。いい思い出になりました。
ｰクラウドの仕事はどうですか？
クラウドがここまで便利だとは思っていませんでした。クラウドのスキルを積むことで、効率的に問題解決ができるようになり、エンジニアとしてのスキルも向上できていると実感しています。特にすごいと思ったのは BigQuery です。 BigQuery ML を採用することで BigQuery 上に機械学習モデルをつくることができ、そのモデルを使って予測が可能に。BigQuery のみで完結するので、ほかのサービスへのつなぎ込みのコードを書く時間や設定が不要で、無駄がなくていい感じですね。 勉強熱心なエンジニアばかりなのも恵まれた環境だなと思います。
-勉強って大変じゃないですか？
エンジニアたるもの勉強は必要だと考えているので、大変だと思ったことはあんまりないです（笑）。それに私が所属している技術本部では勉強会を実施していて、いまは機械学習や AI に関する学習をしています。このあいだはオライリーの機械学習についての書籍を輪読しました。分厚い本でしたが、みんなでチャレンジしたのでストレスなく読めましたね。
クラウドエースでのキャリア
-入社してどのような案件を担当していましたか？
とある研究所における研究調査用データ基盤システムの開発・保守、大手スーパーマーケットの情報管理システムの開発、大手オフィス家具メーカーのアンケートと行動情報・位置情報のデータ分析などですね。いろんな組織のいろんな課題解決に携わることができました。どれもエンジニアのキャリアとして自信をもてるもので、転職してよかったなと思えます。
-いまはどんなプロジェクトを担当しているのですか？
社内でも情報を公開していない、とあるプロジェクトに入っています。ちょっとかっこいいでしょ（笑）。案件の詳細は言えないのですが、これから LLM まわりを担当する予定です。自分の興味のある分野なので、そこもありがたいなと感じています。
-クラウドのスキルという意味では、どのような向上がありましたか？
実務で経験を積んでいるのと、Google Cloud の認定資格を 5 つ取得しました。また、私はGoogle Cloud 認定トレーナーでもあるので、そういった意味ではかなり向上したと思いますね。
それに、クラウドエースでは Google Cloud の認定資格を取得すると手当てが出て、最大で月額 6 万円まで累積されるんです。ちなみにトレーナー手当もあり、そちらは毎月 5 万円の手当てが支給されます。実力がつくと実入りも増える、いい制度だと思います。
今後の展望
ｰ最後に、池上さんの今後の展望についてお聞かせください。
まずはクラウドのスキルをもっと高めていきたいですね。どんどん新しい技術が出てくる世界なので、こちらもつねに学んでいく姿勢が大事だと思います。
ｰキャリアの方向性についてもお教えください。
クラウドエースにはマネジメント ラダーとスペシャリスト ラダーという、キャリアの 2 つの方向性があるのですが、いまのところはマネジメントでいきたいなと考えています。これまでずっとスペシャリストとして仕事をしてきたので、このあたりでマネジメントの経験を積んでみるのも面白いかなと。
それに、クラウドエースには素敵なマネジャーがたくさんいるので、マネジメントの学習もしやすいと思ってます。たとえば私が所属するデータソリューション部には大谷さんという、天然の人たらしみたいなマネジャーがいて。私も、そういう人間的な魅力を身につけていけたらいいなと、目標の一つにしています。
池上さん、本日はありがとうございました！
※Google Cloud、BigQuery は Google LLC の商標です。
参考サイト