【先端技術とグローバルな仕事環境で働く】新卒社員が描く成長ストーリー【クラウドエース】
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クラウドエース 公式 note 編集部の吉沢です。
今回は、グループ会社である吉積ホールディングス株式会社(以下、吉積 HD)の海外事業本部へ 2024 年に新卒として入社した Tanmay Sandeep Bagwe(以下、タンマイ)さんにお話を伺いました。
経歴について
-ユニークな経歴を持っているタンマイさんですが、なぜ日本で就職しようと思ったのですか?
インドでは日本の家電製品や携帯電話が広く普及しており、日本は私にとって身近な国の一つでした。また、私が子供の頃に日本のアニメブームがあり、それをきっかけにさらに日本に興味を持つようになったんです。大学時代には Nintendo DS を手に入れたことでソフトウェアに興味を持ち、コンピュータ サイエンス学科に進学。しかし、インドの激しすぎる競争に疑問を抱き、それであれば子供の頃から抱いていた日本文化への憧れを追い、自分の強みの一つである日本学と日本語を武器にキャリアをつくっていくことを決意しました。
日本のいいところは、私がこれまで学んできたことを活かせること、新しい挑戦ができることですね。また、日本が DX(デジタル トランスフォーメーション)を積極的に推進している点も、日本で就職する大きな理由の一つでした。
-吉積 HDは、どこで知りましたか?また、入社の決め手があれば教えてください。
吉積 HD との出会いは、JETRO(日本貿易振興機構/ジェトロ)主催の国内の外国人留学生をターゲットとしたジョブフェアでした。そこでのプレゼンテーションを聞き、クラウドをはじめとする先端技術に触れられる環境や、リモートワークで働けるといった柔軟な働き方に惹かれました。
最終的な決め手となったのは「人」です。面接の際に出会った社員の方々は、形式的な質問だけでなく、私のキャリアについても親身になって聞いてくれて、信頼できると感じました。
業務内容について
-現在の業務内容について教えてください。
事業推進部のナレッジ トランスファー&カスタマー サクセス(以下、KT&CS)チームに所属しています。このチームでは、海外拠点と日本法人との間で、知識の共有と交流を推進するんですね。具体的には、以下のような業務を行っています。
事例共有と翻訳日本での成功事例や、カスタマー サクセスのケーススタディを収集し、それを海外拠点でも共有できる形に翻訳・編集します。
国境を超えた交流のサポートとファシリテーション
海外拠点と日本の各部署の間での交流を円滑にするためのサポートや、ポータルサイトの作成・管理を行います。
専門性の支援
海外拠点が特定の分野で専門性を高めるためのサポートを提供します。
このように、KT&CS チームは、事業推進部の他のチーム(マーケティング チームや経営強化チーム)と連携し、グローバルな視点で会社全体がスムーズに機能する環境を整えることに注力しています。
-グローバルな視点で仕事をする上で、心がけていることはありますか?
文化的な違いを理解し、それに応じたコミュニケーションを取ることが非常に重要だと考えています。たとえば、情報の共有や連絡を行う際には、各国の文化やビジネス習慣を尊重し、タイミングや方法に配慮しています。また、単に日本から海外への知識提供だけでなく、逆に海外から日本への知識の輸入も重要な業務の一つです。この双方向の知識共有こそが、真のグローバル企業としての成長を支えていると考えています。
-業務の中で特にやりがいを感じる瞬間はありますか?
自分が手掛けた事例共有の資料が実際に活用され、メンバーから感謝されたときに大きなやりがいを感じます。
海外拠点で行われる商談のため、Google Cloud を活用した Data Analysis の事例の共有リクエストをもらった際のこと。以前は、スプレッドシートによる手作業で事例を探し、ドキュメントを開けて内容を確認し、個人情報を伏せた状態で共有するまでに、早くても 2 日かかっていました。現在は私が開発中の検索エンジンを使って、キーワードや条件を入力するだけで迅速に関連する事例を見つけることができ、最短で 1 時間半で提供できるようになったんですね。このシステムのおかげで、事例を迅速に提供し、早期に商談で活用できたというフィードバックをもらったときは、本当に嬉しかったです。
さらに、海外拠点での成功実績を日本拠点でも取り入れるため、各拠点と密な連携を図りながら業務に取り組んでいます。
技術的な挑戦
-検索エンジンの作成など技術的な領域にも取り組んでいるのですね。他にもチャレンジしていることはありますか?
検索エンジンの他に、社内交流を促進するためのプラットフォームを作成しました。これは、Slack が使用されていない拠点でも、アナウンスや交流が円滑に行えるようにするためのものです。この取り組みによって、業務の効率化とコミュニケーションの改善を目指しています。
-技術的なスキル向上のために行っていることはありますか?
吉積グループのビジョン「すべての人が先端技術を活用し、想い描いた夢を実現できる世界」にもある通り、私たちは常に先端技術を追求しています。同期や先輩との日々のコミュニケーションの中で情報をキャッチアップし、色々触ったり、作ったりして学びを深めるようにしています。
休日には資格の勉強をしたり、Google が主催する AI Hackathon with Google Cloud にも参加したり…。こうしてみると、かなり頑張ってるかなと思いますね(笑)。
編集メモ
吉積グループのビジョンは「すべての人が先端技術を活用し、想い描いた夢を実現できる世界」です。VMVについてはこちら
今後について
-今後の展望について教えてください。
今後は、Google Cloud に触れる機会を増やし、現在の業務でさらに貢献したいです。また、日本法人と海外拠点との連携を深め、グローバルなプロジェクトでリーダーシップを発揮したいと思っています。吉積 HD での仕事は、私にとって単なる職務ではなく、情熱を注ぎ込むことができる場であり、今後も挑戦を続けていきたいです。
タンマイさん、本日はありがとうございました!
※Google、Google Cloud は Google LLC の商標です。
※Nintendo は 任天堂株式会社の商標です。
※JETRO は独立行政法人日本貿易振興機構の商標です。
参考サイト